主人公の目的を考える前に、その前の「足らない何か」を用意しておく。
ドラマは、以前書いた手順に一つ加えた方が良いようだ。
主人公の目的を設定するときに、
作者は主人公に足りないものを考えておく必要がある。
0.主人公に「足りない何か」を設定する。
1.主人公を作って、目的を持たせる。
これはなるべく高ければ高いほうが良い。
2.目的を達成するまで、超えなければならない障害を作る。
これは、難しければ難しいほど話が盛り上がる。
ただし、これを考える時には、結末を考えてはいけない。
思い切り難問をぶつける。
3.作者自身が「この障害をいったいどうやって越えるんだろうか?」と悩む。
というか、簡単に結末が思いつかないような障害を後先考えずに設定してしまう。
☆注:これを「ひとりボクシング理論」(c)大石賢一という
マンガ原作の書き方 入門からプロまで77の法則
4.主人公が、彼なりのやり方で、障害を乗り越える。
この行動、やり方が、また主人公のキャラクターとなって盛り上がる。
キャラクターは、なぜ目的が必要なのか?
これも当たり前のことですが、主人公はなぜ目的をもつのか?
主人公は、何かが足りないから、それを求める。
これは、物語を作る側が考えておかなければならないこと。
なるほど。
「主人公には『何かが欠けている』から、
それを『回復しよう』という」とする。
- 作者: 大塚英志
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それでは、現代の主人公たちには、何が足らないないんだろうか?
読者は、何が足りないんだろうか?
●お金がたりない
いえが貧乏だから、金持ちになって見返したい。強盗する。
●仕事が足りない
派遣切り、就職難、
●父性、母性が足りなくて
ファザコン
●正義が足りない。
何が正義かよく分からない。
●現実を忘れさせてくれる。
●笑いが足りない。
●友情が足りない。
ものすごいイジメにあった生い立ち。
●愛情が足りない。
孤児院育ち。
●自己実現。本当の自分が足りない。
●命が足りない。余命が3ヶ月。
●才能が足りない。
●勝利が足りない。
●打ち込める何かが、足りない。
●彼女が、欲しい。愛情が足りない。
●社会的つながりが足りない。
●政治的指導者が足りない。だから世の中が悪いのだ。
●癒やしが足りない。
●おいしいラーメン屋が足りない。
●お客が足りない。
物語、ストーリーとは何か?
物語、ストーリーとは何か?
ものすごく単純に言ってしまえば、
『キャラクターが目的を達成するために、
障害物をどのように乗り越えていくか』
ということですね。簡単ですよね。ほらほら
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
ドラマは、葛藤と衝突である。
手順としては、
1.主人公を作って、目的を持たせる。
これはなるべく高ければ高いほうが良い。
2.目的を達成するまで、超えなければならない障害を作る。
これは、難しければ難しいほど話が盛り上がる。
ただし、これを考える時には、結末を考えてはいけない。
思い切り難問をぶつける。
3.作者自身が「この障害をいったいどうやって越えるんだろうか?」と悩む。
というか、簡単に結末が思いつかないような障害を後先考えずに設定してしまう。
☆注:これを「ひとりボクシング理論」(c)大石賢一という
マンガ原作の書き方 入門からプロまで77の法則
4.主人公が、彼なりのやり方で、障害を乗り越える。
この行動、やり方が、また主人公のキャラクターとなって盛り上がる。
まず、盛り上がりッ放しの「山場」を考える。谷は後で書く。
大石先生のお話。
- 作者: 大石賢一
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キャラクターが決まってきたら、
まず、山を考える。
「山」というのは、見開きでバーンと描かれるような決定的シーン。
小説など、これを省いてしまうことがあるが、マンガの場合
山の頂点は、ぜったい必要。読者はここが読みたいのだ。
とんでもないシーン。おもしろいシーン。
感動するシーン。うなるシーン。
とにかく今までみたことないようなシーンをいくつか考える。
その「山」をつなげる「谷」のシーンはあとから、
考えればいい。
「谷」というのは、日常というか、事件のないシーンとか、説明のシーン
「山」についても、こじつけ、屁理屈、うんちくなどなど。
1本書けたあ。最後まで書くことも意義があるのだ。
8月28日から、なんだかんだで1週間もかかっちゃった。
プロットができてたので、とにかく15枚x800字のシナリオを書いてみようと。
2−3日でできるだろうというのは甘かった。
なかなか、書けないものです。
暑いしダラダラしてしまいましたあ。
さてこのあと、どうしようかと
改めて、読んだ本が、
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
- 作者: シド・フィールド,安藤紘平,加藤正人
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読み返してみると、またまた新たな発見がありました。
●「シーン」と「シークエンス」の違い。
これまで、あんまり意識してなかったけど、この違いは重要らしい。
「シークエンス」とは、物語をある方向に展開する
という共通の目的を持った「シーン」の固まり。積み重ね。
●カードによるプロットの作り方
序 破1 破2 急 それぞれ14枚のカードが経験的にいいそうで、
これが12枚でも15枚でもなく、「不思議なことに」
数千人に教えてきた経験から、14枚なのだそう。
ま、これは映画シナリオの場合だろうけど。
マンガの場合は、半分の7枚とか?
●キャラクターの履歴の作り方
このリストがすごく参考になり。
今回、この本ほどキャラの履歴書を作らなかったけど、
シナリオを書いていると、
この主人公のリアクションをどうするんだ。
と筆が止まったときに
おっ、助かったあと思うことがあり、
面倒に思うけど、あとが楽だし、キャラがぶれにくくなる。
「キャラの履歴書、書いててよかった」
と今回も思った。
講談社の「新生オープン」一次選考落選の220本にもレビュー(講評)
他の原作志望者の作品をめったに読む機会がないので
大いに参考になります。
一次選考落選の220本にもレビューするなんて、
編集者のご苦労に頭がさがります。
http://e-morning.jp/award/mo18_primary01.html
全ての制約をとりはらい「面白ければなんでもあり」とした新生オープン、我々事務局の予想をはるかに上回る応募がありました。その数なんと260本。これはひとつの編集部が単独で主催するマンガ賞の応募数としては、近来まれに見る数字だと思います。
今までオープンでは、モーニング誌上の「最終選考結果発表」ページにおいて、最終選考まで残った作品の講評のみ発表しておりました。毎回の講評は受賞者にとっての大きな励みとなると同時に、有効なフィードバックとなり、受賞者の実力向上に大きく貢献してきたと思います。しかし、惜しくも二次選考で落選した作品はもちろん、一次選考で落選した作品の中にも荒削りながら大きな可能性を秘めたものが数多く存在し、事務局としてはそれらの作品にも、何らかのかたちでフィードバックを与えることは出来ないかと考えてきました。また、多くの応募者の方が「どんな批評でもかまわないから、編集者の評価を聞いてみたい」という応募理由で応募をなさっていることからも、我々の感想なり意見なりをお伝えすることの必要性が感じられました。
そこで今回は、一次選考落選の220本にもレビュー(講評)をつけ、この場で発表させていただくことにしました。
キャラクター履歴書 新作プロット完成! プロット開発用紙
3行ストーリーのアイデアを、
あーでもないこーでもないとだらだらいじくり回してったら、
できちゃった。
新作プロット完成!
といっても、大まかにプロット開発用紙に16コマの展開を
書き留めた程度。
うん。これでいこ。
もっと早くやれば良かった。
これから、手順としては、
しかし、本当はキャラクター履歴書を先につくった方がよかったかな?
●主人公のキャラクター履歴書をつくる。
これは、書き始めると忘れてしまったり、
やっぱりこっちの方がいいやと、変えたくなったりした時に
キャラ履歴書も修正しておく。
これを、俳優の弓削智久さんにインタビューした時に教えていただきました。自分で脚本を書いているとき、行き詰まってある監督にアドバイスを求めたら、
キャラクター履歴書をつくってみたらと言われ、やってみたらこれまでの行き詰まりが嘘のようになくなり、一気に脚本が書けたそうです。
そうだね。やはりすぐシナリオにせずに、キャラ履歴書をつくろう!
それで改めて
●シナリオを15枚検討に「えいやー!」でいきなり書いちゃう。
●書いたら翌日読んでみて、誰かにちょっと見せてみて
修正したくなったら、
●プロットハコ組に