講談社の「新生オープン」一次選考落選の220本にもレビュー(講評)

他の原作志望者の作品をめったに読む機会がないので
大いに参考になります。
一次選考落選の220本にもレビューするなんて、
編集者のご苦労に頭がさがります。


http://e-morning.jp/award/mo18_primary01.html

全ての制約をとりはらい「面白ければなんでもあり」とした新生オープン、我々事務局の予想をはるかに上回る応募がありました。その数なんと260本。これはひとつの編集部が単独で主催するマンガ賞の応募数としては、近来まれに見る数字だと思います。

今までオープンでは、モーニング誌上の「最終選考結果発表」ページにおいて、最終選考まで残った作品の講評のみ発表しておりました。毎回の講評は受賞者にとっての大きな励みとなると同時に、有効なフィードバックとなり、受賞者の実力向上に大きく貢献してきたと思います。しかし、惜しくも二次選考で落選した作品はもちろん、一次選考で落選した作品の中にも荒削りながら大きな可能性を秘めたものが数多く存在し、事務局としてはそれらの作品にも、何らかのかたちでフィードバックを与えることは出来ないかと考えてきました。また、多くの応募者の方が「どんな批評でもかまわないから、編集者の評価を聞いてみたい」という応募理由で応募をなさっていることからも、我々の感想なり意見なりをお伝えすることの必要性が感じられました。

そこで今回は、一次選考落選の220本にもレビュー(講評)をつけ、この場で発表させていただくことにしました。