キャラクターを深める。その2
ジェームズ・キャメロン監督も学んだという
「映画をかくためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」(フィルムアート社)
映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
- 作者: シド・フィールド,安藤紘平,加藤正人
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2009/03/31
- メディア: 単行本
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シド・フィールドによると
「まずキャラクターの目的を明確にせよ。
キャラクターは何を求めているのか?
彼には何が必要なのか?
何が登場人物を突き動かしているのか?」
そして
「キャラクターの目的をはっきりさせることができたら、
その達成を阻止しようとする設定をすることができる。」
「キャラクターが、
その障害をどのように乗り越えることができるかが、
『ストーリー』である。」
大石賢一先生は、キャラ作りの時間が一番楽しいという。
編集者、漫画家と打ち合わせを重ねて、主人公とはどういうやつなんだというアイデアをブレインストーミングする。
多いときには連載の1月前になってもキャラ作り=キャラ設定の打ち合わせばかりをしていて、ストーリーの話はほとんどしなかったということもあったらしい。
この辺のブレインストーミングはなかなか
アマチュアではできないですよね。なぜなら、どこまでキャラ作りが必要かわからないから。
そこで、キャラ設定はどこまで深めるのか?
それはキャラクターの履歴書のようなものである。こんなところまで必要なの?と思うぐらい細かく深く設定していく。
出身地、年齢、家族構成、両親、祖父母、親戚の生まれ、職歴など
コツとしては、ストーリーに現れないかもしれないところまで詳細に決めておくことである。
これがキャラクターに命を吹き込むことができる。人間的な深みを当たれ宇ことができるのだ。
できればそれぞれの経歴にエピソードを考えて行くと、原作シナリオを書くときにかなり楽になる。
次回は、キャラクターの履歴書作りの項目を具体的に細かく出していこう。