キャラクター=主人公の作り方 「おみこし理論」(大石賢一「マンガ原作の書き方」)

キャラクター=主人公の作り方

マンガ原作の書き方 入門からプロまで77の法則

マンガ原作の書き方 入門からプロまで77の法則

キャラクターは1人でいい。
「おみこし理論」(大石賢一「マンガ原作の書き方77の法則」)

 サブのキャラクターを複数つくったりすることがあるが、あくまでも主人公のキャラクタ−をもり立てるための、ワキ役なのである。

 読者が、誰が主人公が分からなくなるのはよくない。

 星飛雄馬を際だたせるために、花形や左門といった強烈なライバルを持ってきて戦わせる。「巨人の星」の場合。とうとう父ちゃんまでをライバルに仕立ててしまった。これらのライバルに打ち勝っていくことによって、飛雄馬というキャラクターを際だてていった。
 
ギリシア神話英雄=ヒーローの3条件というのがあって、

1. 主人公はスーパーであれ。抜きんでた力をもっていること。
2. 実際に実績を上げていること。
3. 他の人にためになる何かを与えられること。

この条件にさらに、
4. 読者がつい応援したくなるような。弱み、親しみを持っていること。

という要素を付け加えればいいと思う。